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  • 執筆者の写真S.Ninomiya

反論のザハ



最近はエンブレムのパクリ疑惑ばかりが取りざたされているオリンピックですが、ザハ事務所が新国立競技場に関する様々な疑問や誤解に対しての反論を動画にして公開しています。

それぞれに注目すべき反論ばかりなのですが、まずは「アンビルドの女王」というザハの「昔のあだ名」に対しての反論。

今やザハが世界中で建てまくっているスター建築家の一人である事は、業界の人間であれば知らない人はいません。それを知らない業界以外の一般層に、ザハが如何にもザハを経験不足な建築家のように思わせる為の、メディアによる意識操作です。

次に「コストは建材の価格と人件費に影響を受けるのであり、デザインによるものでは無い」という反論。またそれに関連し「コストダウンの為には競争入札による施工者の決定こそが最も有効的」という見解も挙げています。

この件については以前にこのブログでも書いた通り。

僕達が普段メインのフィールドとしている住宅のコストでも、ハウスメーカーやプロデュース会社を経由して既に施工者が決まっている場合などは、競争入札形式に比べ2割くらい割高なコストになりますから、至極当然の流れ。

その他、基本的な計画からオリンピック終了後の運営に対しての考察まで、如何にザハ事務所の案が熟考されているをアピールしています。

ちょっと長い動画で、ナレーションもカミカミで聞き取り辛いところもあるのですが、非常に興味深い内容なので是非一度ご覧下さい。

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