現在実施設計中の「堺の家5」
花井さんは度々このBLOGでもご紹介しているのでご存知の方も多いかと思います。
住宅の場合、予算も限られているし器具交換なども住まい手自身が行う必要があるので、照明器具に当たられる予算が潤沢にあったり、器具交換をメンテナンス会社に依頼できるような、物販や飲食店などお店のように凝った照明計画がし難いという前提があります。
つまり、かなり限られた条件の中で照明計画を練る必要があるので、通り一辺倒な計画になりがちです。
でも、そんな状況の中でもなんとか通り一辺倒ではなく、リラックスできる光の空間を創造したいと思っています。花井さんはそんな僕の思いを上手に現実のものにしてくれる大事なパートナーなのです。
現在実施設計中の「堺の家5」
花井さんとの打合せは、まずは僕の方から図面や模型を見せながら建築全体の概要を説明して、大凡の照明計画の構想を伝える。それに対して花井さんから専門家ならではのアドバイスをしてもらったり、違うアイデアを提案してもらったりという具合に進めていきます。
また、ここ数年で完全にLED化が進んでしまった照明業界ですが、実LEDはまだまだ過渡期。設計段階では新しかった照明器具も、実際の施工時(半年くらいのタイムラグが生じます)になると既に廃番になっていたり、より性能が良く低価格で同じような機能の新商品がでていたりという状況。
現在実施設計中の「堺の家5」
花井さんは大光電機という照明器具を販売しているメーカーに所属しているデザイナーなので、(自社製品に限られますが)当然そのような情報にも強い。施工時期のタイミングを見計らって、そこらへんのアドバイスもして頂けるというなんとも至れり尽くせりのパートナーなのです。