今回のBLOGも竣工を目前に控えた「吹田の家」から。この日は照明器具の調整を行いました。
調整の終わった中庭。
調整中の中庭。ちょっと分かりにくいですが、上の写真と見比べるとライティングで中庭の表情が全く変わっっているのが分かると思います。
さて、ご協力頂いたのはご存知「LEDの若旦那」こと大光電機の照明デザイナー/花井架津彦さんと、大光電機の若手女子社員の皆様方。
ペンダント照明を調整中の大光電機若手女子写真のお二人。ペンダント照明が複数ある場合、全部の高さを合わせるのはなかなか難しいのです。
「吹田の家」のようにリビングと中庭が隣接している場合、ライティングのポイントは内部空間と外部空間の連続性。窓ガラスがミラー効果を起こさないように、内部空間と外部空間の照度が出来るだけ等しくなるように工夫しています。
そして、もう一つ拘っているのが「照明器具のガラス面への映り込み防ぐ」という事。
どういう事かというと、照明の光源が窓ガラスに映りこんでしまうと、内部から外部を見たときに映りこんだ照明器具が視線を遮ってしまい見通しが悪くなってしまい、せっかくの連続性が失われてしまうのです。
これを防ぐ為にいつも使用しているのが大光電機の「LZD-92016LWE」というダウンライト。
このダウンライトは「グレアレス」「小口径(75φ)」「ユニバーサル」というもの。つまり、眩しさを軽減しながら75φという小口径(通常は100~150φ)で、且つ、照明を当てる方向が変えられるという優れもの。
このダウンライトを使うと、ガラス面への映り込みをかなり軽減する事ができ、内部空間と外部空間が連続したクリアな照明計画が実現できます。
「LZD-92016LWE」を調整中の花井さん。