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  • 執筆者の写真S.Ninomiya

LEDの問題点 その3


大阪府堺市で進行中の「中百舌鳥の家」の現場が、9月末のお引渡しを前に着々と進行しています。この日は玄関から続く長い廊下部分の間接照明の打ち合わせ。照明器具は勿論LED。LEDについてはこのコラムでも何回か書きましたが(「LEDの問題点 その1」「LEDの問題点 その2」)、この日の打ち合わせもやはりその「問題点」の対処が焦点となりました。 使用する照明器具はライン型の照明器具。配光やパターンや照度などで幾つか候補があり、照明計画にご協力頂いている大光電機さんのアドヴァイスを受けながら、幾つかの照明器具を実際にあてがいながら、最適と思われる取り付け方法(位置)と照明器具の選定を行うという趣旨の打ち合わせでした。 しかし、案の定想定外の...いや、実は想定内の問題が発生。用意した器具は3種類。どれも同じ色温度のはずなのですが、見事に全部違って見える。かなり黄色いものから白っぽく見えるものまで三者三様。元々は青白いLEDの発行色を、色付けして違う色に見せるという手法からくる色の誤差。現在の状況ではいかんともしがたい問題ではあるのですが、とはいえ譲れない部分でもある。 結局、その中でももっとも自然な発色の照明器具を選び、それを出来るだけ違和感の無い取り付け方法(位置)の探り出しをするという選択肢しかないという状況。 勿論これらは設計サイドの「拘り」の範疇であり、お施主さんはじめ一般の方にはあまり違いの分からない部分で、結果的には大きな問題ではないのですが、なんというか、その、早く解決してほしいLEDの問題点であるとあらためて感じた次第でありました。

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