
上海で催されたDOMOTEXアジアに行ってきました。DOMOTEXとはフローリングを主とした建材の見本市で、上海で催されるDOMOTEXはドイツ/ハノーバーやトルコ/ガジアンテップで催されるDOMOTEXと同規模もかなり大規模な見本市です。
場所は上海の「上海新国際博覧センター」。大阪のインテックスみたいな場所なのですが、たぶんインテックスの10倍はあろうかという広さ。

「上海新国際博覧センター」はとにかく広い広い会場でした。
今回は、このDOMOTEXにも出展されている日本でフローリングを扱うIOCの津田社長と通訳兼ガイドの陳さんのご案内で、この広い広い会場を見て回りました。会場は世界中から集まっている企業とその企業が出展しているフローリングが所狭しとテンコ盛り。物凄い人と商談している人達の熱気。経済が低迷しかけている中国市場ですが、それでも14億の人口の持つ基本的な消費力の凄まじさを実感したのでありました。

会場の中はこんな感じ。


どのブースもとにかく凄い熱気。
興味深かったのは、日本ではあまり見られない全て塩化ビニールで作られたフローリング。日本でも表面だけは塩化ビニールにプリントというフローリングは見られますが、一応合板で裏打ちされているので木材は使用しています。全て塩化ビニールというのはさすがにない。というかそれはもうフローリングではなくビニールタイル…。この、もはやフローリングでさえないフローリングが中国市場ではかなり売れているそうです。

これが全て塩化ビニール製のフローリング(?)

裏側はこんな感じ。
勿論、無垢や(塩化ビニールを使っていない)複合フローリングも沢山出展されていて、半分も回らないうちに既にお腹いっぱい。
もう一つ興味深かったのはドイツからの出店が多かった事。ドイツの輸出先は中国がかなりのウエイトを占めているのはしっていましたが、自動車だけではなく建材もかなりの量のようです。
出展は床材だけでなく、ドアやシャッターなどの建具類も出展されていました。下の写真はドイツから出展されていた可動式の日よけのような建具。

エキスパンドメタルで仕上げられた表面はとても格好良かったです。

これは施行例の写真。

ブースのデザインも凝りに凝っています。日本もバブルの時はこんな感じでしたね。