2月末の竣工を控え「柴島の家(くにじまのいえ)」の工事が佳境に入ってきています。
この日は外部の足場が解体されて、外観が姿を現しました。それまで「工事現場」だった状態から一気に「建築」へとシフトする瞬間です。
外部足場の外された「柴島の家(くにじまのいえ)」
それまで図面や模型、CGでしか表現されていなかったものが、リアリティーのある現実のモノに変わる瞬間でもあります。
ここから竣工まではめまぐるしく状況が変化し、竣工が近づくにつれて気分も高揚していきます。
足場が外され外観を現した「建築」は社会と接する事にもなります。この町並みの一部となり、この建築の前を往来する人たちの記憶の断片の一部になるわけです。
いつも「良い記憶として残って欲しい」と思いながら仕事に取り組んでいます。