今日は「夙川の家」の竣工写真を撮影しました。フォトグラファーはいつもの冨田英次さん。
「夙川の家」は非常に交通量の多い通り沿いに建っているので、外観の撮影は。特に、露出を眺めに撮影する必要のある夕景は大変。
「夙川の家」のお話を頂いたのは丁度一年ほど前。お施主さんは既に他の設計事務所でも提案を受けておられましたが、なかなか気に入った提案が得られず、ウチの事務所にご相談に来られました。
お話をお伺いしたところ、まずは予算が無い。しかも敷地は1/3ほどが法面。この法面を平らにする為の擁壁作りだけでも結構な予算が必要になりそう。お話をお伺いしだして数分で「こりゃダメだ」と思い、一度はお断りしました。しかし、色々とお話をするうちに「なんとかしなきゃ」と思い直し、できるだけ要望を絞り込んでもらう事を条件にお引き受けする事にした…という経緯があります。
すんなり進む仕事など一つも無いのですが、その中でも「夙川の家」はかなり苦労した仕事でした、とても良い結果に繋がったと思います。それはお施主さんが僕達を信頼してくれたからこそ。信頼関係が無ければ良い結果は生まれなかったと思います。
あらためて、お施主さんや工事関係者の皆様にお礼申し上げます。有難う御座いました。