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  • 執筆者の写真S.Ninomiya

現場監理というお仕事


一般の方にはあまり知られていないのですが、僕達の仕事は大きく3つに分けられます。その3つとは「設計業務」「申請業務」「現場監理業務」です。 一番理解しやすいのは「設計業務」でしょうか。文字通り設計をする業務です。ただ、一口にいっても「基本設計業務」と「実施設計業務」の二つに分かれています。 「申請業務」とは、建築行為を行うにあたり義務付けられている各種届け出や、その許可を受ける為の業務で、建築確認申請業務がその代表的なものになります。 では「現場監理業務」とはなんでしょうか?...工事現場にはほとんどの場合、その現場の段取りをする現場監督さんという役割の人がいますが、その事でしょうか???...違います。簡単にいうと「設計図通りに建物ができるよう、工事を指導・監督する作業の事」なのですが、実際にはそんなに簡単な作業ではありません。 具体的な作業内容の説明は今回割愛しますが、ウチの事務所では週に1回曜日を決めて定例会議を行います。毎週現場に足を運んで、現場監督さんや職人さん達を交えて各種打ち合わせを行うわけです。 前述のように、基本的には週一回なのですが、現場が竣工間際になったりするとどんどん多くなっていき、最後には毎日足を運ぶようになってしまいます。勿論、遠方の現場の場合はこの限りではありませんが、それでも最後は数日泊まり込んで追い込みの作業にはいる事がほとんど。 実は現場の後半って、打ち合わせする事も殆どなくなっていて行く必要はないのですが、予期せぬ問題を直ぐに解決できるようにという思いと、徐々に完成に近づく自分達が設計した建築を見るのが楽しくて、ついつい足を運んでしまうのです。。。。 現場には殆ど足を運ばず、電話やFAXだけで現場監理する建築家もいるようですが、見たくないのでしょうかね、現場。

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