吹田の家2

大阪府吹田市での住宅の計画案。敷地は開発による典型的な住宅地の一角。住まい手は若い夫婦。限られた予算の中で、コストを圧縮した合理的な計画にする事、プライバシーの確保、良好な採光と通風、今後の子育てを視野にいれ、感受性を刺激する空間構成などを意識して計画しました。	前面道路と敷地の高低差を利用して、一階に計画したLDKのリビング部分のみを道路と近いレベルとし、ダイニングキッチンとレベル差のあるスキップフロアとする事で変化のある空間構成とし、且つ、擁壁の設置を避ける事でコストの圧縮も兼ねています。	また、建物本体と距離をとった目隠し塀を、一階と二階それぞれずらした位置に計画する事で、隣地からの視線を避けながら採光と通風を確保しています。
この目隠し塀の作りだす空間は、LDKと連続したテラスのある中庭としても位置づけられ、豊かな生活空間に寄与する事を意図しています。

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