完成までに300年はかかると言われていたアントニ・ガウディ設計の「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」が、2026年には竣工するというニュースが出ていました。
現在も工事が進む「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」photo by daiさん – フォートラベル
着工が1982年なので、もし2026年に竣工すれば144年の工期という事になります。一般論で考えると長いのですが、ヨーロッパには500年くらいかかっている大聖堂が沢山あるので、それらと比べればかなり早い工期といえるのかもしれません。
ところでガウディといえば、僕にとって初めて建築に誘ってくれた非常に重要な存在。映画「スターウォーズ」がモノづくりに目覚めさせてくれた存在だとすれば、そのモノづくりの矛先を建築に向かわせたのがガウディでした。
確か高校生の頃、そろそろ進学先を決めなければいけないという時期に、たまたまテレビで流れていた東京建物のコマーシャルで「カサ・ミラ」を観た僕は物凄い衝撃を受け、ガウディを知り、それまで建築に対して持っていた固定概念を覆され、「建築家」という職業に強い興味と憧れを抱いたのでありました。
「カサ・ミラ」屋上の煙突群。このビジュアルに強烈な衝撃を受けました。Photo by VELTRA
その後大学で建築を学び、ごたぶんに漏れずコルビジェやミース、その他沢山の巨匠建築家に刺激や影響を受け現在に至るのですが…実はまだガウディの建築を実際に見た事はありません。
僕の建築家としてのルーツとも言えるアントニ・ガウディ、そろそろ実物を見に行きたいと思います。