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執筆者の写真S.Ninomiya

”しっくり”と”スケール感”


ゴジラの新作が制作中らしい、タイトルは「シン・ゴジラ」。「エヴァンゲリヲン」の庵野秀明氏が総監督、実写版「進撃の巨人」の樋口真嗣氏が監督・特技監督を務める。

ゴジラのサイズは過去最大の108Mとなる、2014年公開のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」よりも巨大になるとの事だが、個人的にはその巨大さが気になる。

なぜか?

何事にも「しっくり」くるスケール感があると思っているのだが、やたらと巨大なゴジラというのはあまり「しっくり」こない。サイズが大き過ぎて現実味が無く、ゴジラの持つ「怖さ」が伝わってこないような気がするからだ。つまり「しっくり」こない。(因みに1954年公開の初代ゴジラは50M)


2014年公開のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」に登場するゴジラ。体調は108M。

例えば、ジュラシックパークに登場する恐竜達は、大きいティラノサウルスでも13Mほど。このサイズだと、人間と並んでもリアリティがあり、その大きさが実感できて「怖さ」が伝わってくる。「しっくり」くるのだ。


1993年公開の「ジュラシックパーク」に登場するティラノサウルス。体調は15M。

繰り返しになるが、物事には丁度良い「スケール感」というものがあるのだ。

建築も同様だ。かならず「しっくり」くるスケール感がある。「しっくり」くると心地良く感じれる…はず。

常日頃から「しっくり」くるスケール感のある建築を設計したいと思っているのだけど、まだまだ奥は深そうだ…。

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