過日は「石橋の家」の地鎮祭でした。
「石橋の家」は間口3.4M奥行き8.2M、延床面積17坪という小さな小さな住宅です。ほぼ、写真のテントのような大きさが二層に建ちあがるボリュームです。
これまで手掛けた住宅でも最も小さな住宅。そして、最も思い入れのある住宅でもあります。
実は「石橋の家」は僕の親戚の家。
鹿児島出身の僕は、小学校の5年生と6年生の時、夏休みに大阪に遊びに来た時に寝泊まりしていたのがこの親戚の家でした。この家から、甲子園球場や箕面の滝、エキスポランドなどに遊びに行きました。
また、大学で大阪に出てきてからは、定期的にこの家に遊びに来て食事を御馳走になったりお小遣いを貰ったり、家族のようにより所にしていた家。そんな思い出のいっぱい詰まった家です。
今回、時を経てそんな思い出のある家の建て替えを依頼されました。小さいけど、僕にしたら大きい家。これまでの思い出とこれから良い思い出を紡げる家になるよう頑張りたいと思います。