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リフォームとプレッシャー

  • 執筆者の写真: S.Ninomiya
    S.Ninomiya
  • 2014年12月29日
  • 読了時間: 2分

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過日となる2014年仕事納めの最終日に、西宮で進めていた小規模なリフォームの仕事が竣工しました。外構の塀と玄関廻りのリフォーム。 実をいうと、僕達の事務所はリフォームのお仕事にはあまり積極的ではありませんでした。 なぜなら、リフォームでご相談を頂いた場合、どうしてもリフォームの専門屋さんに比べて設計料のだけ割高になってしまうからです。また、リフォームの場合「できるだけ少ない予算でガラっと変えたい」という根本的なご意向もある為、余計に設計料がネックになります。

勿論、その分の値打ちは十分にある仕事をするつもりはあるのですが、コスト的な制約で手を加える範囲がかなり限定される場合、それを十分に発揮できない可能性もあります。なので、僕達のほうからリフォーム屋さんへのご依頼をお勧めするケースも多々あります。

そして、今回のリフォームも、最初にお話を頂いた時にリフォーム屋さんへの依頼をお勧めしたのでした。しかし、「二宮さんに依頼したら絶対良いモノになると思うから、設計料が発生しても是非お願いしたい」とお施主さん…。嬉しい、素直に嬉しい口説き文句でした。

…が、外構の塀と玄関廻りをチョコチョコっとリフォームしても、そんなに劇的な変化が得られるとは想像し難い。結果的に「設計料損した」と思われるような結果になりはしまいか…との不安も脳裏を過る。なんとも言えないプレッシャー。しかし、お断りする退路は既に断たれている状態。これはやるしかない…。 果たして竣工すると、工事に携わって頂いた職人さん達のおかげもあって、リフォームした塀と玄関は想像以上の出来栄えになりました。お施主さんにも喜んで頂き、なんとか役目を果たす事ができたのでした。 施主さんのご期待に添えた安堵感とともに、僕達を信頼して頂き、お仕事をご依頼頂いた事に感謝するのでありました。

 
 
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