安藤病が再発した僕は、タイムリ-な事に東京乃木坂のギャラリ-間でやっている「安藤忠雄建築展 [挑戦-原点から-]」にムショウに行きたくなったわけです。だって、例の「住吉の長屋」が原寸大で再現されていて、中に入れるというではありませんか。
安藤さんの事実上のデビュ-作となったこの「住吉の長屋」。実は僕の家の近所に建っているのですが、まあ、外観は見れても中までは見る事ができないわけで、建築はやっぱり内部空間が重要だろうと思う僕としては、これは行かねば!なわけです。しかしお金と時間が無い。。。。でも、行ってきましたよ、名古屋の現場監理と絡めて一泊二日の車の旅。片道6時間かけて辿りついたギャラリ-間には、確かに原寸大の「住吉の長屋」が鎮座されておりました。そしていよいよ内部空間に。。。。。
果たしてそれは思いの他広々と(感じる)した空間で、正直「お前ここに住め」と言われたら「家内と相談します」と言いそうではあるのですが、五感に刺激を与えてくれそうな実に魅力的な空間だったわけです。良く言われるような「住み難さ」はあまり感じず、「住み難さ」を克服してあまりある、「建築の持つ力」が「人の感性に働きかけられるんだ」という事を見事に証明した空間がそこにあったのでありました。