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執筆者の写真S.Ninomiya

なぜやる?オープンハウス


過日は「堺の家5」のオープンハウスでした。まずは快くオープンハウスの開催を了承して下さったクライアントのT様にお礼申し上げます。そして、お忙しい中お越し頂いた沢山の方々、また施工して頂いた株式会社創人の社長以下大工さん達、オーダーキッチンを製作して頂いた白坂悟デザイン事務所の白坂さん、植栽工事をして頂いたグリーンスペースの辰己兄弟、その他、関係者の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。


今回の受付は施工を請け負って頂いた株式会社創人の足立社長のお嬢さんお二人が手伝って下さいました。二日間ご苦労様でした。

ところで、僕たちの事務所では建物が竣工すると、状況が許す限りオープンハウス(見学会とか内覧会とか言ったりもします)を行っているのですが、今回のBLOGでは、なぜオープンハウスを行うのか?そして、オープンハウスを催す際の注意点について触れたいと思います。


オープンハウスの様子。クライアントのお住まいをお借りして催すオープンハウスは、建物を汚したり傷めないように手袋とスリッパの着用は必須です。

設計依頼を検討中の方へのアピールや、現在進行中で設計されているクライアントの方への理解を促す場として、同業の方からのご指摘やご意見を頂いて今後の参考にしたい・・・・というのは勿論なのですが、実はもっと重要だと考えている事があります。

それはクオリティーの向上。

つまり、オープンハウスを行うという事は、多くの様々な立場の方々の目に晒されるという事になります。当然、次の仕事へのきっかけにもなれば、それを閉ざす逆の効果も想定されます。そうするとヘタな工事は出来ない。

一見、設計者や施工者側の営業的な側面が強いように思われがちなオープンハウスも、巡り巡ってクライアントの利益になる。。。。と考えているわけです。


オーダーキッチンのデザインと製作をして頂いた白坂悟デザイン事務所の白坂悟さん。


グリーンスペースさんが植栽工事をされている時の様子。

とはいえ、クライアントのお家をお借りして行うオープンハウスですから、気を付けなければならない点もいくつかあります。

まず防犯と予防。

オープンハウスには様々な方が様々な目的で来られます。中には初めてお会いする方も。そうすると、最低限何処のどなたかご確認させて頂く必要はあるし、平面図の配布などは行いません…泥棒が下見に来ている可能性もありますからね。


次にマナー。

前述のようにお越しになられる方は様々で、僕たちと同業の建築家や工務店の方や学生さん達。そういう方はあまり問題ないのですが、それ以外の一般の方の中にごく稀にですがマナーの悪い方がおられます。

それは、せっかくクライアントのご好意で催させて頂いているオープンハウスなのに、まるでショールームに来ているかのように振る舞われる方です。

例えば、扉という扉を何の断りもなく乱暴に開け閉めしたり、ベタベタとあちこち触りまくったり、小さなお子様を野放しにしたり…と、言い出せばキリがないのですが、とにかく非常識極まりない行動をされる方もおられて、そういう方が来られると残念を通り越して悲しいと同時に、快くオープンハウスを了解して下さったクライアントに申し訳ない気持ちでいっぱいになるのです。。。。


とはいえ、注意点さえ守れば様々なメリットのあるオープンハウスです。スケジュールや様々な事情により行えないケース多々あるのですが、状況がゆるす限り、これからもオープンハウスを行えたら良いなぁ~と思うのです。

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