住まいを新築や増改築する方法として、なにやら最近は建築家に依頼する事がブ-ムのようです。TVでは「劇的」にリフォ-ムが行われコンビニでも建築家についての記事が掲載された雑誌が並んでいます。何を隠そう僕もその「建築家」で生業を立てている内の一人。
数年前までは「建築家」に自分の家の設計を依頼するという事は敷居が高く捉われていたようですし、そもそも「『建築家』なる生業の人間に住宅の設計を依頼する」という発想すらない人も多く見受けられました。しかし本当にそうでしょうか?
歴史を紐解くと「建築家」は傑作といわれる住宅を多く生み出していますし、実際は「住宅はやらない」という建築家の方が稀有な存在です。ここにきてやっと誤解が解けてきたという印象です。ではなぜ今「建築家」なのか?その理由は生活空間向上への欲求が高まってきている事の表れでしょう。
住まいを新築や増改築する場合、一般的に思いつかれるのは大手ハウスメ-カ-の展示場巡りや近所の工務店への飛び込み、あるいは知り合いの大工さん・・・等々。勿論、それらの方法も正しい方法ですしそれぞれに良い部分も沢山あります。そしてもう一つの選択枝としての「建築家」。そもそも「建築家」との家づくりとはどういった事なのでしょうか?次回はその点についてもう少し詳しくお話してみたいと思います。