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2005年4月からスタ−トした「苦楽園プロジェクト」の現場が、やっと本格的にはじまりました。2006年の夏には地鎮祭を終え一度は着工したものの、一部近隣住民による理不尽な設計変更の要請や予測不可能な地盤の状況、計画変更の申請が例の法改正と重なってしまった事などが原因で、この冬にやっと工事再開となったわけです。まあ、大体スム−ズに進む仕事などなく、殆どがテレビドラマの如く、予期せぬトラブルの連続なのでそういう事には慣れているつもりなのですが、「苦楽園プロジェクト」だけは別格。ハリウッドの脚本家が裏に介在しているかの如くの荒れ模様。もうメチャクチャ。しかし、いざ現場が再開されて「建築」が見えてくると、その苦労も吹っ飛んで嬉しくなってくるわけであります・・・単純ですねェ(笑)。しかしホントに「も〜ダメだ」と思った瞬間が何回もありました。それでも、なんとか乗り越えてきたわけです。そしてそれはクライアントとの強い信頼関係があったからこそだとあらためて感じています。やっぱり信頼関係は大事です。いつも口にしている事ですが、発注者と受注者という関係だけで考えると、クライアントはお金を支払ってくれる大切なお客さん。でも、お客さんだからどんな我ままを言って良いわけではない。客さんはお金を払うのだけれど、僕らはそれと等価、いやそれ以上の仕事を提供するわけで、そういう意味では立場は50:50。どちらが「偉い」という概念は存在せず、それはお互いを尊重し合うという行為に表れ、結果として信頼関係が生まれる・・・・。綺麗事かもしれませんが、そういう関係を築けなければ結果として出来上がる建築も良いものにはならないと考えています。「苦楽園プロジェクト」の現場は始まったばかりで先は長いですが、そういう気持ちを大切にしながらこれからも頑張っていきたいなァと思います。

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