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建築家の黒川紀章さんがお亡くなりになられましたね。なんとも残念です。以前このコラムで国立の事を取り上げ(No185)、建築家としての幅を更に広げられたなと感心していたのですが、直後に都知事選に立候補されて、どういう風の吹き回しかと奇妙な印象を持っていました。そしてその後の奇行とも言える立回りぶりは皆さんもご存知の通り。まるで世捨て人・・・。同業の僕らからすれば黒川さんは雲の上の人。黒川さんの人となりなど垣間見る機会も無かったのですが、最後の奇行を通してそのオチャメな人柄を知る事ができ、業界の大物として少なからずとも抱いていた恐持てのイメージが一転、かなり天然気味ではありますが、親近感のあるお爺ちゃんの印象に代わりました。今にして思うと、それらは全て黒川さんの死期を悟っているが故の奇行であったように思います。そして、国立は黒川さんの遺作に相応し建築として再認識され、その価値を高めていくのでしょうね。黒川さんの御冥福を御祈り致します。

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