NRM-Architects Office Shunichiro Ninomiya+Tomoko Morodome
住宅建築の設計・監理を中心に、一般建築・店舗・インテリア・ファニチャ−など、幅広くデザイン活動を行っています。
Column コラム エヌア−ルエム代表の二宮が感心をもった様々な対象を、独断と偏見で書き留めています。
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2007/2/17 「国立新美術館と東京のおば様」


先月開館したばかりの国立新美術館に行ってまいりました。設計は建築家 黒川紀章さん。三次曲線を描いた外壁をガラスのル−バ−で被った非常に美しいファサ−ド。メインエントランスの大空間は逆円錐のボリュ−ムをポンポンと配置し適度な抜けが感じられる締まりのある空間構成で、移動する事に変化のある視界が広がる素晴らしい建築でした。黒川紀章さんといえば、お若い頃はメタポリズムやカプセルなど非常にアバンギャルドな建築持ち味。でも、建築の規模が大きくなるにつれて緩慢になってしまい、ぶっちゃけ僕的にはあまり興味を持てないでいたのですが、この国立新美術館は素直に良い印象を持てました。ところで、来館者におば様方が非常に多い事が印象的でした。しかもこのおば様方、ちゃんと建築の価値も分かってらっしゃる様子。普通は美術館に来館しても、基本的には展示物への興味の方が大きいはずで、いくら美しい美術館であろうと「あら、綺麗だわねェ」くらいの反応だと思うのですよ。ところが東京のおば様方はとにかく建築の写真を撮りまくっておられるのです。まるで建築学科の学生みたいに。しかも「こっちからの方があのアールがチャ−ミングに見えるわよ」なんて言いながらベストアングルを模索したりなんかしてる。ん〜、さすが東京のおば様方は一味違うのでありました。大阪のおば様だとこういう会話は有り得ないでしょうなぁ。さて、3月19日まで「黒川紀章展−機械の時代から生命の時代へ−」も催されていますので、ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい。
代表:二宮

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