NRM-Architects Office Shunichiro Ninomiya+Tomoko Morodome
住宅建築の設計・監理を中心に、一般建築・店舗・インテリア・ファニチャ−など、幅広くデザイン活動を行っています。
Column コラム エヌア−ルエム代表の二宮が感心をもった様々な対象を、独断と偏見で書き留めています。
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2006/12/25 「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展


12月24日まで東京オペラシティアートギャラリーで催されいた「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展を観てきました。伊東豊雄さんというのは、日本を代表する建築家の一人で、同じく建築家の妹島和世などの師匠にあたる人です。さて展覧会ですが、タイトル通り「新しい」建築スタイルのオンパレード、これからの建築の方向性を示唆するに十分のクオリティ。その濃度の高さに圧倒されました。伊東さんの(現在の)建築的指向はパッと見た感じはフランク・O・ゲーリーさんなどを代表とした曲線を多用した柔らかい建築。でも、構造を含めた建築の根本的な成り立ち方からの革命に挑んでいて、もはや「発明」の領域。確実に「新しい」建築の出現を確立しうるのではないか・・・と思わせるだけの説得力のある素晴らしい展覧会でした。しかし、未来の建築が全て柔らかい建築になるかというと、やっぱりそうはならないと思うわけなのです。なぜなら、歴史を振返るとファッションと同じく建築にもトレンドの周期が確実にあり、堅い建築と柔らかい建築を行ったり来りしているのは明白。必ず反動が変化を生んで循環しているからです。建築家 ル・コルビュジェの作風も初期の白い箱型から晩年は曲線を多用した柔らかいデザインに変化していってますよね。実際、同展覧会で展示されていた伊東さんのこれまでの作品の変遇を観ても明らか。ご本人も堅い建築と柔らかい建築の間を行ったり来りされています。で、現在はコンピュ−タ−の発達も手助けして世界的な流行は柔らかい建築。で、あと5年くらいは柔らかい建築が台頭すると思いますが、その後は必ず硬い建築の時代がくるのではないでしょうか?ところで、実はこの展覧会を観て驚いた事は別にあります。それは伊東さんが今一番オネツをあげているであろう「台中メトロポリタン・オペラハウス・プロジェクト」が友達の卒業設計にそっくりだった事。内臓を切り取ったのようなデザインの建築なのですが、まさか20年前に見たものをこんな形で目にするとは・・・。ひょっとして一番驚いたいるのはその友人かもしれませんね。
代表:二宮

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