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| 2006/3/8 「シンプルのお話」 |
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先日、建築家 安藤忠雄さんの事務所出身の某建築家Iさんとお話していた時の事。前々回コラムで取り上げた建築家 北川原温さん設計の「ビッグパレットふくしま」が公共建築には珍しく黒字経営だという話題に、Iさん曰く「それは大したもんや。アンドーの建築なんか建って一年もしたら幽霊屋敷みたいになってる。表参道ヒルズも今は話題になってるけど、直ぐにアカンようになるんちゃう」とのご意見。非常に返事をしにくい内容なので適当な相槌でその場を凌いでいたら、安藤さんの建築はシンプルで分りやすいだけど、北川原さんの建築は不可解で分かり難い。その違いが施設の経営状態にも影響しているのではないか?という結論になりかけて、まぁ、それは運営サイドの問題であって建築の持っている本質が問題ではないという結論で落ち着きました。で、良く言われるように「シンプルで飽きのこない・・・」という常套句への疑問がフツフツと沸いてきた次第。シンプル=単純という事なのですが、単純って本当に飽きませんか?単純なものほど奥が深いと感じたりもするけど、複雑な方が飽きなさそうな気もするし・・・。単純なものほど微妙な変化が分かり易く、複雑なものほど微妙な変化はわかり難いから変化に気付きにくかったりとか・・・。ん〜難しい。多分、(その対象にも依るのでしょうが)「単純なものが好き/嫌い」という嗜好的な結論はあっても、「単純だから良い/飽きない」「単純だから悪い/飽き易い」という方法論って実は成り立たないというのが正解なような気がするのですが、やっぱり良く分からないなぁ。そうそう、僕は安藤忠雄さんの建築は大好きですけどね。
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代表:二宮
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