COLUMN

2012/01/20 「螺旋階段の事」
螺旋階段の事
「堺の家2」。螺旋階の製品検査の様子。
無事に「堺の家2」が上棟しました。「堺の家2」の構造は木造です。木造の場合、現場が始まると上棟までは一気に進みます。この後は屋根や防水、外壁やサッシなども外廻りを施工して内装と進んでいくのですが、ここからが長い。。。良い建築になるよう頑張りたいと思います。

「堺の家2」は「螺旋階段が好きだから」というクライアントたっての希望で螺旋階段を採用していますが、時たま「螺旋階段の方が面積を減らせるから、是非螺旋階段にして欲しい」と言われる事がありますが、これは完全に勘違い。多分、建築雑誌のテキトーな記事を鵜呑みにされてしまったのでしょう。

螺旋の階段も直線の階段もよほど階高が高く無い限り、必要な面積はさほど変わりがありません。螺旋階段の場合、下階と上階においてその上り始め(下り始め)が同じ場所になるので、階段以外の、例えば廊下部分などの導線を短くできるケースは有りますが、直線の階段の方が効率の良い時もあります。つまり「螺旋階段だから面積を効率良く使えるわけではなく、全体の平面計画によっては螺旋階段が有効な場合もある」程度なわけです。

個人的には螺旋階段は好きです。クルクルと廻りながら階段を上り下りするのはなんとも楽しいですし、なによりも螺旋状にカーブするエレガントなシルエットが美しい。「上り下りする時に目が回るのではないか?」とか「上り下りし難いのでないか?」と疑問に思われる方もおられますが、目は回らないし、上り下りに関してはむしろ「し易い」くらい。

先日「堺の家2」の螺旋階段の製品検査を行いました。各部の寸法や取り合い方など、図面だけでは分かり難い部分も思った以上に綺麗に仕上がっていてちょっと興奮。竣工がグッと楽しみになりました。