COLUMN

2010/06/09 「中庭の『無い』家~北畠の家 地鎮祭」
中庭の『無い』家~北畠の家 地鎮祭

「北畠の家」の地鎮祭を行いました。特殊な事情で着工がノビノビになっていたので、「やっと」という思いで感無量。ところで、「北畠の家」には中庭が無いんです。無いんです。。。と書くと妙ですが、エヌアールエムで設計した家で中庭が「無い」のは非常に珍しく、98年竣工の処女作となる「Villa Mare」依頼久しぶり。実に12年振りに中庭の「無い」家というわけです。そういえば現在工事中の「苦楽園の家」も中庭が無いんですよね。しかしなぜこの3作品には中庭が「無い」のか?理由は簡単。この3作品には「眺めの良さ」という共通項があるから。「Villa Mare」は太平洋を臨み、「苦楽園の家」は大阪湾を臨みます。そしてこの「北畠の家」は、3方向を「高い」塀と「高い」ヨウ壁と「高い」建物で囲まれている、谷間のような立地条件なのですが、ちょっとだけ背伸びすれば、「高い」塀越しに大阪南部から大阪北部を臨むという「眺めの良さ」を持ち合わせています。つまり、敷地の特性を読み解いて最大限有効活用した結果なわけです。ところで、実は「苦楽園の家」と「北畠の家」はお互いに向き合った位置関係にあるのです。ひょっとしたら、お互いの家同士が見えるかもしれません。ちょっと楽しみ!

代表:二宮