
先日和歌山まで所用の途中、数年ぶりに「Villa Mare」を訪れました。「Villa Mare」は和歌山県白浜海岸にほど近い別荘地に建つ別荘で、当アトリエの処女作です。
もともと独立したきっかけは、当時勤務していた設計事務所の倒産という非常に受動的な状態だった為、仕事のあてがあって独立したわけでなく、独立後。。。というかフリーという名のフラフラ状態で、知人の紹介で大手ゼネコンの下請けをやっていました。当時の下請けは結構報酬も良く、ちょっと頑張れば月に100万円くらいにはなったので「このまま下請け稼業でも良いかなぁ」なんて思っていたのですが、あれよあれよという間に報酬額が激減し、最後には下請け仕事も無くなってしましました。これは困ったなぁと思い、クヨクヨしていても仕方ないので「旅行にでも行って来たら?」という嫁さんの勧めもあり初のアメリカ本土上陸。夢のラスベガスへ!!戻って来たら知人からこの「Villa Mare」のお話を頂いたという次第。そこから現在までなんとか首の皮一枚で繋がっている状態なのであります。
しかし、今思えば処女作が「別荘」とはなんとも恵まれていました。まあ「別荘」とはいえ普通に住まえる計画内容なのですが、ロケーションは最高だし、大きなデッキテラスにはジャグジーも備えるという豪華版。後にも先にもジャグジーを備えた住宅の設計をしたのはこの「Villa Mare」だけです。独立しているとはいえ、実績もなかった僕たちにこんな素敵なお仕事を紹介して頂いた知人と、依頼して頂いたクライアントには今でも感謝しきれない気持ちで一杯です。
さて、果たして久しぶりに訪れた「Villa Mare」は外壁を塗り替えられ、メンテナンスも行き届いている様子。「別荘」といおう性格上メンテナンスは疎かにされがちなのだと思うのですが、大事にされ、今でも役だっているのだなぁと思うと嬉しい気持ちで一杯になったのでありました。
