シルバーウィークを利用して、約15年ぶりにお伊勢参りをして参りました。内宮・外宮を両方とも参拝してきたのですが、その人気の明暗っぷりにびっくり。明の内宮は休日の原宿竹下通り並みの大混雑で、丁度お昼時と重なっていた為か、参道にある「おかげ横丁」などは凄まじいばかりの賑わい。食事のできそうな店どころか、屋台(風?)のお店まで大行列で、シルバーウィーク様々という感じ。これに比べ外宮は寂しい限りで、内宮に比べて人出は1/100くらい。参道もシャッター通り並みの寂しさで、ちょっと可愛そうなくらいでした。まあでも、その分ゆっくりと参拝できて良かったですが。。。。しかし、皆さん寺社仏閣好きですよね?大した用事も無いのに、休みとなれば殆どの寺社仏閣は普段以上の人出となっていると思います。京都なんかはその典型でしょう。勿論、ちゃんとその寺社仏閣の歴史を踏まえ詣でている人も多いのだとは思うのですが、結構な割合でそういう事抜きで詣でている人も多いと思います。一種のイベントとして安易に捉える事も可能だと思うのですが、皆、潜在的に建築を一種の文化として捉えているからと考える事もできるのではないでしょうか。建築はその時代時代の知恵と技術と、場合によっては繁栄(富)の象徴でもあります。つまり、文化の象徴ですね。特に寺社仏閣はその特異な用途から、それらが顕著に目立つ建築なわけですが、そういう建築はなにも寺社仏閣だけではありません。身近で分かりやすい例なんかだと、トイレなんかもそうです。日本だってつい数十年前までは溜め込んでいたものが、水洗になり衛生的になり、場合によっては洗練されています。最新鋭のトイレだと、自分で掃除したりなんかしちゃいます。これなんか明らかに知恵と技術が進歩した証で、つまり文化なわけです。僕が普段関わっている建築、特に住宅も当然「文化」のはずなんですが、どうもそういう認識の薄い関係者が多いのもまた事実で、特に建築を「不動産」としてしか見ていない、見れない人にそういう人が多いようです。でも、そういう人でも、寺社仏閣はなんとなく「文化」だと思ってたりもするから、今以上に「住宅も文化」だと理解してくれる人が増える可能性はあるかもしれませんね。
代表:二宮